病院からのお知らせ
ご自身の血糖値をご存知ですか?高めの方は糖尿病にご注意を
糖尿病は血糖(ブドウ糖値)が高くなりすぎる病気です。体が血糖を正常にコントロールする方法が正しく働かないことが原因で罹患し、心臓発作や脳卒中などの長く続く重い問題を引き起こすこともあります。
糖尿病には1型と2型の2つの種類があり、ほとんどの人は無症状ですが、次のような症状があらわれることがあります。
思いあたる症状があれば、早めの血糖検査をおすすめします。
糖尿病のおもな自覚症状
- トイレが近くなり、尿の量が増えた
- 手足がしびれる、足がつる
- 目がかすむ
- 異常にのどが渇く
- 身体がだるい、疲れやすい
- 空腹感が強く、食欲が旺盛になった
- たくさん食べているのにやせる
糖尿病の診断は血液検査で血糖値を測ることによっておこないます。
空腹時血糖値が100未満であれば「正常」、100〜125は「糖尿病のリスクあり」、126以上は「糖尿病」と判断されます。
血糖値が高めの人はもちろん、正常な人も普段から食事や生活習慣に気を配ることで糖尿病のリスクを減らしていきましょう。
糖尿病予防のために習慣づけたいポイント
食生活を整える
- 適切なエネルギー量と栄養バランスの良い食事を
- 毎日できるだけ同じ時間に食事をとるようにし、朝食はしっかり、夕食は控えめに
- 甘いおやつや、砂糖の入ったドリンク類は控える
- 飲酒は控える(女性は1日1ドリンク※、男性は2ドリンクに制限するのが理想)
※1ドリンクの目安:アルコール量10g(アルコール度数5%のビールで250mL程度)
毎日運動する
- 徒歩で移動する、階段をつかうなど、意識的に歩くように
- ウォーキングやストレッチなどの運動習慣をつける
- 休日は掃除や庭仕事などを積極的におこない、からだを動かす
適正体重を保つ
- 身長から適正体重を把握し、維持する(BMI値25以上は肥満)
- 肥満は30代から急激に増加するため、若いうちから生活習慣に気をつける
現在のところ糖尿病を治せる治療法はありませんが、薬や生活習慣の改善によって血糖値を正常に近い水準に保つことで合併症のリスクを減らすことができます。
血糖値が高めの方や肥満気味の方など、気になることがあれば一度ご来院ください。診断や治療はもちろん、食事に関する注意点や適切な運動量の指導などについてもご相談いただけます。
糖尿病の症状や治療についてくわしく紹介された、こちらのページもぜひご覧ください。
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