病院からのお知らせ
片頭痛は治療のできる病気です
片頭痛は、つらい頭痛が繰り返し起こる神経疾患です。頭の両側が締めつけられるように痛む緊張型頭痛と違い、頭の片側もしくは両側のこめかみあたりにズキンズキンと脈打つような痛みが起こることが多く、光や音を不快に感じたり吐き気を伴ったりする症状を伴うこともあります。
ときには実際に吐いてしまうことや、動けないほどの痛みが起こるなど、仕事や日常生活に支障をきたすケースもありますが、「まわりの人からは『ただの頭痛』だと思われて理解してもらえない」と悩む方も多いようです。
片頭痛にはさまざまな因子が関わっているため、根本的な治療法はまだ見つかっていませんが、薬による治療や日常的なセルフケアによって症状を抑えることが可能です。
日常生活で心がけたいセルフケア
- 食事
空腹時など血糖値の低下によって発作が起こることもあります。朝食はかならず摂り、糖分補給の飴を携帯するなどの工夫をしましょう - 睡眠
寝不足だけでなく、寝過ぎも片頭痛の原因になることがあります。生活リズムを見直し、良質な睡眠を心がけましょう - 入浴
入浴すると血管が拡張して片頭痛が起こりやすくなるケースもあるため、片頭痛の予兆があるときなどはシャワーだけで済ませましょう - ストレス
生活の中でできるだけストレスを溜め込まないよう、頑張りすぎや過労に気をつけて自分自身のケアを大切にしましょう。気持ちをリラックスさせ、心を整える時間を意識的につくってみましょう - ストレッチ
肩を回すなどのストレッチは、頭を支えている首から肩にかけての筋肉の緊張をやわらげるのに効果的です。日常の中に適度な運動を取り入れていきましょう
片頭痛の治療薬には、発作の発症を抑制する予防治療薬と、急な痛みをおさめる急性期治療薬があり、脳の神経から放出されるCGRPやサブスタンスPという原因物質にはたらく片頭痛専用の薬の開発も進んでいます。
「このつらさはどうせわかってもらえない」「痛みと付き合っていくしかない」と諦めずに、まずは当院へご相談ください。
片頭痛についてのくわしい情報や、治療に役立つアプリなどが紹介されたこちらのページもぜひご覧ください。
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