病院からのお知らせ
50歳以上の方へ、帯状疱疹のワクチン接種をご案内します
帯状疱疹は、水ぼうそうになったことのない人以外は誰でも発症する可能性のある病気です。
水ぼうそうと帯状疱疹の原因は同じウイルスで、水ぼうそうが治ったあともウイルスは体内に潜み続けています。免疫力の低下によってこのウイルスが再活性化すると、帯状疱疹が発症します。
15歳以上の日本人のおよそ9割が該当し、ある疫学調査では50〜70代で発症率が高まると報告されました。これは、加齢によって免疫力が低下することに関係すると考えられています。
また、米国の調査では、50歳以上で新型コロナウイルス感染症と診断された人は帯状疱疹の発症リスクがより高まる可能性が示唆されています。
帯状疱疹のおもな症状
- からだの左右どちらかに皮膚の痛みや違和感、かゆみなどの初期症状があらわれる
- 数日から1週間ほどで初期症状が起こった場所に発疹があらわれる
- 胸や背中、腹部など上半身に多くあらわれ、顔面や目のまわりにあらわれるケースもある
- やがて発疹は水ぶくれに変化し、膿がたまることもある
- 水ぶくれや膿は1週間ほどで破れてかさぶたになり、皮膚症状は3週間前後で治まる

帯状疱疹になりにくい体をつくるためには、バランスの良い食事やじゅうぶんな睡眠など、日頃からの体調管理が大切です。
また、できるだけ早く治療をおこなうことが症状や予後の改善につながるため、かゆみや皮膚の痛みなどの違和感を感じたときは早めの受診をおすすめします。
50歳以上の方はワクチン接種による予防方法もありますので、お気軽にご相談ください。
- 帯状疱疹の予防接種の対象年齢は50歳以上です
- ワクチンは、ウイルスの活動を抑え、帯状疱疹の発症や重症化を予防する目的で接種します
- 予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありません
最新の病院からのお知らせ
- 2025/3/1 いびきがうるさい、熟睡感がない… その悩み、睡眠時無呼吸症候群かもしれません
- 2025/2/3 4月より木曜日が休診となります
- 2025/2/1 今年の花粉飛散料は昨年より「非常に多い」見込みです。
- 2025/1/1 流行中の「マイコプラズマ肺炎」にご注意ください
- 2024/12/1 骨粗しょう症の予防には、「骨」を知ることが大切です