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足が痛い…もしかして痛風!? 女性や若い方もご用心
「痛風」は生活習慣病のひとつです。名前は聞いたことがあるけれど、症状や原因など具体的にどんな病気なのかはよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
痛風とは、名前の通り「吹いた風が当たっただけでも痛い」ほどの激痛を伴う病気で、おもに足の親指の付け根や、足首、肘、膝などに激痛や腫れが生じます。
プリン体を多く含む食事やアルコールなどによって体内の尿酸値が高くなることで発症すると言われており、「中高年男性に特有の病気」というイメージが強いようです。
しかし、若い世代や女性にも少なからず痛風患者は存在し、現在は女性患者が約6パーセントを占めるという調査結果があります。ちなみにこれは30年前に比べて4倍もの数字で、男性患者もここ30年で5倍に増えたことが発表されています。
痛風について知っておきたいこと
- 足の親指の付け根や関節に激痛が走る病気(生活習慣病)
- 体内の尿酸値が高くなることで発症する
- 尿酸は「プリン体」が分解されることでつくられる
- 女性や若い世代でも発症する
- 他の病気になるリスクが高くなるため、早期かつ適切な治療が大切
- 食生活の見直しや投薬などの治療でコントロールすることができる


痛風の症状は10日ほどで徐々に消失しますが、治療せず放っておいたり、進行したりすると、3週間ほど痛みが続くこともあります。
また、一度発症すると完治しにくい病気ですが、適切な治療によりコントロールできる病気のため、早期の治療開始が肝心です。
「我慢できる痛みだから」「女性だから・若いから関係ない」「お酒は飲まないから」などの理由で、痛風であると気付くのが遅れるケースもあるため、足や関節に痛みや違和感を覚えたら早めの受診をおすすめします。
早期に治療を開始するとともに適切な治療を続け、発作が起きる頻度を減らしながら痛みの少ない毎日を目指していきましょう。
痛風の原因や治療についてくわしく紹介された、こちらのページもぜひご覧ください。
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