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その息切れ、「肺の生活習慣病」COPDかも!?
「生活習慣病」といえば、食習慣や運動習慣などの生活習慣が発症の要因となる、高血圧や糖尿病、心筋梗塞などが思い浮かびますが、「肺の生活習慣病」ともいわれる病気があることをご存知でしょうか。
それは、慢性閉塞性肺疾患という病気で、「COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)」とも呼ばれ、肺気腫や慢性気管支炎も含まれます。
気管支が炎症を起こしたり、酸素を取り込む肺胞が破壊されて肺機能が低下し、悪化すると階段や坂道を登るだけで息切れが強くなったり、慢性的に咳や痰が続きます。重症になると、日常生活を送るためにいつも酸素吸入器が必要になり、安静にしている時でも息切れをきたすようになってしまいます。
COPDの最大の原因は、タバコの煙などの有害な物質を長い間吸い続けることです。
タバコ以外には、大気汚染、有機燃料(バイオマス)を燃焼させた煙の吸入や小児期の呼吸期疾患なども関係していると考えられていますが、COPDの発症の最大の原因は、受動喫煙も含めたタバコです。
COPDの治療は、禁煙や吸入薬、呼吸リハビリテーションなどを包括的に行い、COPDという病気とうまく付き合う習慣を身につけることが重要です。もちろん予防の意味でCOPDになってしまう前にタバコをやめるのが一番ですが、COPD発症後でも、禁煙は病気の進行をゆるやかにすることが期待できます。
長年の喫煙習慣が積み重なって、という高齢者の病気というイメージがありますが、若い方でも発症する病気です。そして若い方の方が、より大きな身体的・精神的影響を受けています。
COPDに近いような気になる症状があれば、年齢にかかわらず、早めに医師に相談しましょう。
「COPD」慢性閉塞性肺疾患が気になる方は、こちらのページもぜひご覧ください。
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